留萌市水道事業のあゆみ
 留萌市は、慶長年間(1596年〜1614年)ルルモッペ(アイヌ語で「潮水が静かにさかのぼるところ」)として開設されて以来、蝦夷地(現北海道)屈指の漁場として繁栄し、明治43年(1910年)の留萌港築港工事着手、留萌・深川間の鉄道開通を機に産業、経済、文化の中心として、またニシンの千石場所としてめざましい発展を遂げておりました。しかし、留萌市街は飲料に適する水利の便が悪く、住民は非常な苦痛を感じ、更には、築港工事の完成に伴い来港船舶への給水が必要になるなどの問題も生じておりました。
 そこで、暑中なお残雪をいただく秀峰暑寒別岳を源とする増毛町新信砂川に水源を求め、大正13年(1924年)5月に留萌市における最初の上水道敷設工事が着工されました。現在の増毛郡増毛町信砂に取水施設と緩速ろ過池2池を、留萌市沖見町に配水池1池、更にその間の送水管約13Kmを建設した工事は、総工費65万円をかけ昭和3年(1928年)3月に竣工し、計画給水人口10,000人、施設能力1,390m3/日で、道内6番目の上水道として供用をはじめました。
 その後、昭和18年(1943年)から昭和23年(1948年)の第1期拡張工事をはじめとして、5期にわたる拡張工事を行い、昭和45年(1970年)には計画給水人口47,000人(のちに38,000人)、施設能力14,800m3/日の近代的な浄・配水場を備えた施設が完成しました。
 現在は、第6期拡張工事が進行中で、昭和50年代以降に問題となっていた原水(川の水)の高濁度に対応するため、平成3年(1991年)から基本設計に着手、平成10年(1998年)に現在の新信砂浄水場が完成し、より安全な水道水を安定給水しております。
 また、第6期拡張事業において、留萌市の第2の水源となる留萌ダム建設事業にも参画、より安定した給水を目指しております。

千望台より(市街地、留萌港)

拡張事業の推移
名称 事業認可
年月日
工期 事業費
(千円)
計画給水量 計画給水人口(人) 摘要
着工 竣工 1日最大(m3) 1人1日最大(g)
創 設 T12.9.21 T13.5 S3.3 650 1,390 139 10,000 1)取水口築造
2)信砂緩速ろ過池2池RC造
3)送水管布設(Φ250)
4)沖見町配水池築造RC造
第1期
拡 張
S18.7.31 S18.8 S23.9 545 2,860 150 19,000 1)取水えん堤新設RC造
2)信砂沈でん池築造RC造
3)信砂ろ過池改造
第2期
拡 張
S24.3.20 S24.3 S24.8 2,400 4,600 242 19,000 浜中送水加圧ポンプ場新設
第3期
拡 張
S26.4.24 S26.4 S30.11 135,000 10,000 300 30,000 1)送水管布設(Φ350)
2)沖見町緩速ろ過池新設2池
3)市内配水管整備一式
第4期
拡 張
S35.3.8 S35.4 S38.11 103,573 12,000 285 42,000 1)高区配水池新設RC造
2)沖見町緩速ろ過池新設2池RC造
3)浜中導水加圧ポンプ場新設
4)高区配水池揚水ポンプ新設
5)揚水管布設
6)市内配水管整備一式
第5期
拡 張
S40.12.8 S41.4 S45.12 396,065 14,800 315 47,000 1)導水管切替
2)新信砂浄水場新設(薬品沈でん急速ろ過池)
3)送水管布設
4)沖見町ろ過池(4池)を配水池に改造
給水地
区拡張
S51.5.8 S51.11 S53.8 80,000 14,800 390 38,000 塩見・三泊地区の拡張

第6期拡張基本計画
事業認可年月日 平成元年12月22日 総事業費 6,978,000千円
着 工 平成2年7月 計画給水人口 36,700人
計画1日最大給水量 23,240m3 計画1人1日最大給水量 633g
水 源 新信砂川表流水(信砂川水系)・留萌ダム(留萌川水系チバベリ川)
事業の概要 1)マサリベツ・藤山・幌糠地区の給水区域拡張
2)留萌ダム系水道施設の新設
3)新信砂浄水場の改造