下水道の財政


下水道事業には、下水道を建設する費用と完成した下水道を維持管理する費用が必要です。
ここでは、下水道の建設費と維持管理費がどのようになっているのか紹介します。

1.

下水道の建設費

 

 下水道事業は留萌市が行いますが、建設に必要な費用は、国からの補助金と地方債(借入金)及び受益者負担金と留萌市等の負担により賄われます。また、国庫補助対象の範囲を限定して行なわれており、大口径の下水道管や下水処理場の本体などの建設は、国庫補助対象になりますが、比較的小口径の下水道管や下水処理場の門、柵、塀などの建設は、留萌市の費用で行なわれます。
 以上の建設費の財源内訳を公共下水道事業を例に示すと、次の図のようになります。

◎ 国庫補助対象事業費

◎ 地方公共団体単独事業費

(1)下水道管等

(2)下水処理場

 

 受益者負担金

 

 都市計画法に基づいて留萌市が条例を定めて住民の方々に下水道の建設費用の一部を負担していただいております。受益者負担金は、土地の面積などに応じて算定されます。
 留萌市の場合は、1平方メートル当り510円となっております。
 詳しいことは、「受益者負担金」のページご覧下さい。

※1

国庫補助金:

下水道事業を行う留萌市に対して国が補助するお金

※2

地方債:(借入金)

建設時に集中する財政負担を、施設を利用する後の世代にも負担してもらうことにより、負担の平準化と世代間の公平を確保するため、一定限度まで地方債の発行が認められます。


2.

 下水道の維持管理費

 

 下水道事業は、施設が完成してからが、ほんとうの始まりといわれています。下水道の管理費には、下水道の維持管理や下水処理場の運転管理などの費用(維持管理費)と建設時の地方債(借入金)の元利償還とがありますが、この財源は、下水道を使用する方々からの使用料と留萌市の一般会計からの繰入金によって賄われます。

 (1)

 下水道管理運営費

 

 下水道を供用開始している留萌市の平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間に必要とした下水道管理運営費は14億9,623万5千円でした。
 財源の内訳を示すと次のようになります。

 下水道使用料    3億6,465万8千円
 一般会計繰入金   3億6,626万9千円
 市債(借金)       5億1,750万円
 その他の収入    1億6,398万円(補助金等)
 赤字          8,382万8千円


(2)

 下水の処理費用と下水道使用料

 

 下水を処理して、再び河川や海などの公共用水域に戻すためにどのくらいの費用がかかっているのでしょうか。また、この費用に充ている使用料について見てみましょう。

 1)

 下水のうちの汚水処理費用

 

 留萌市の標準一般家庭の一ヶ月に16m3排水した汚水にかかる処理費用は、4,464円となっております。
 このうち、使用料で賄われている金額は、約3,246円で、残りの不足分は市の一般会計繰入金と国などからの借金等で賄われています。

  2)


 下水道使用料(税別)

区 分 基本使用料 超過使用料
基本水量 金 額 超過水量  金 額 
家事用 排除量8m3まで 1,634円 排除量が1m3増す毎に 229円
営業・団体用 排除量20m3まで 4,379円 排除量が1m3増す毎に 243円
公衆浴場用 排除量100m3まで 3,526円 排除量が1m3増す毎に 38円